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ブライダルカウンセラー遠山紀代美より
「少子高齢社会という静かなる有事」という講演会に参加してきました。
人口問題の第一人者で産経新聞論説委員の河合雅司さんの講演です。
※少子高齢社会についての講演会(キッコーマンアリーナにて)
2015年の日本の出生数、出生率は微増しているものの、婚姻数は戦後最少、死亡数は戦後最大という。
婚姻数が減っているのに出生数が微増しているのは第2子、第3子の誕生であるため。
そして高齢化社会になり死亡数は増えている。
出産期にある25~39歳の女性の数は2014年で1122万人。これを100%とすると、2035年には843万人(75%)
2060年には568万人(51%)となり出生数の大幅回復は望みが薄い。
今までの子育て支援対策を少子化対策にシフトしていかなけらばならない。
まずは
婚姻数を増やすこと。
婚外子の数が圧倒的に少ない日本では結婚と出産が深く結びついており、婚姻数の低下が出生数の減少に直結するから。
しかし簡単には婚姻数は増えない。
なぜなら、若者が恋愛をしなくなったから。
内閣府の結婚・家族形成に関する意識調査によると、
恋愛が面倒 男性47.3% 女性45.0%
恋愛に興味がない 男性25.3% 女性30.7%
この他、仕事や趣味に力を入れたいと答える人も多くいる。
インターネットの普及で情報が多すぎて恋愛というプロセスそのものに関心がなくなっていることや
ゲームなどで簡単にバーチャル恋愛が出来てしまうことにも影響しているのではと分析する。
面倒な交際に消極的意見がある一方で、結婚には意欲を示す傾向はある。
結婚に結びつかない恋愛はありえないという考え方だ。
しかし、恋愛の仕方が分からないという人が多いのも事実。
手を差し伸べ、背中を押してあげるおせっかいが必要ということになる。
お見合いをもう一度見直すべきなのではないでしょうか。
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